神戸 › 2016年07月21日

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イラク・ファルージャ

2016年07月21日

イラク軍は6月26日、何か月にも渡った奪還作戦の結果、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」からファルージャを奪還したと宣言した。

 イラク政府は、戦闘による町の破壊は限定的だとして、避難した何万人もの住民が家に帰れるよう最大限の努力をすると誓った。

 2年以上続いたISによる支配と、何か月にも及んだイラク軍による包囲攻撃で住民は餓死寸前の状態に陥った。イサームさんはファルージャに戻っても絶対に幸せになれないと思ったという。

「息子は空腹に耐えられないから殺してくれと私に頼んできた。まだ5歳の子がそんなことを言うなんて」と、彼女は頭を振りながら語った。

 数か月前、彼女はファルージャの病院で流産した。近くの建物が空爆され、一帯がパニックに陥ったためだ。

「混乱状態で、とても怖かった。双子を妊娠していたが流産した。食べ物がなかったので病院へ行った」と、彼女は9人の子どものうちの1人を抱きながら語った。

 イサームさんは現在、ファルージャ南部のアムリヤット・ファルージャ(Amriyat al-Fallujah)の避難民キャンプに住んでいる。非政府組織(NGO)のノルウェー難民委員会(Norwegian Refugee Council)がキャンプを運営し、新しく避難してきた人たちに生活必需品を配布していた。  


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